【エクセルで始める原価計算 第5回】フリーランスが知りたい自分の時給/結果の月次集計
こんにちは。タクミです。
エクセルで始める原価計算
第5回は「結果の月次集計」です。
では参りましょう!
【シリーズ概要】
スタート地点はココ!ゼロから始める原価計算
【エクセルで始める原価計算 第1回】フリーランスが知りたい自分の時給/まずは時間集計からスタート
【エクセルで始める原価計算 第2回】フリーランスが知りたい自分の時給/作業リストの作成
【エクセルで始める原価計算 第3回】フリーランスが知りたい自分の時給/作業リストのリンク
【エクセルで始める原価計算 第4回】フリーランスが知りたい自分の時給/売上記録・時給計算

ピボットテーブルの前に下ごしらえ
入力するセルを下まで伸ばしておく
前回までで3つのキモとなりエクセルができました。
【作業時間記録のエクセル】

【売上記録のエクセル】

【時給計算のエクセル】

入力する枠がそれほど多くないので、このタイミングで増やしておきましょう。
作業量は人それぞれですが、2,000行まで伸ばしておきます。
いっしょに関数等のコピー&ペーストもしておきましょう!

テーブルの設定
ピボットテーブルを使う前に、「ここが集計するデータのある場所だよ」という指定をしてあげます。
これはやらなくても大丈夫なのですが、集計したときに「空白」のセルを省いてくれるので個人的に好きです。
手順は以下の通り。まず作業時間記録セルに「テーブル」を設定してみましょう。

設定が完了すると、下のようになります。

「売上集計」「時給計算」の入力セルに対しても同じ「テーブル設定」をやりましょう。
もうひと手間
下の方にスクロールしたとき、各項目の見出しが見えなくなってしまうとやりづらいです。
この時「ウィンドウ枠の固定」という便利なものがあります。
やり方は下の通りですので、設定しておきましょう。

やっと登場:ピボットテーブル
さぁ!これまで蓄積したデータを集計していきましょう!
まずは、作業時間記録の集計をピボットテーブルでやってみます。
手順は下記のとおり。

OKまで行くと、新しいシートが生成されてこんな画面になります。

右側の「ピボットテーブルのフィールド」という部分を編集していきます。
操作方法はカンタン!ドラックアンドドロップをするだけです。
設定は下のようにします。

ピボットテーブルのフィールド
列:「月」
行:「プロジェクト名」「作業内容」
値:時間数
この作業が完了すると、次のようにプロジェクト名別・作業内容別に集計してくれます。便利ですねー

同様の手順で、売上高(テーブル2)と時給計算(テーブル3)のピボットテーブルも作成しましょう。
(ピボットテーブルではいろいろな集計結果の見せ方ができるので、ぜひ様々な設定を試して遊んでみてください!)
出来上がるとこんな感じになります。

これで、蓄積してきたデータを集計することができました!
・プロジェクトごと、作業内容ごとの時間
・プロジェクトごとの月次売上推移
・プロジェクトごと、月ごとの時給
これが見えるようになりましたね!
どんどん情報を蓄積していくと、自分の動きが見えるようになってきます!
蓄積したデータの更新
1度ピボットテーブルを作成した後に、作業記録等を追加入力しますよね。
その入力が終わったら、ピボットテーブルも更新したいと思うもの。
このボタンで一発です!

追加入力したデータも更新してくれます!
頻繁に更新することをお勧めします!
お疲れさまでした!
今回はここまでです!
蓄積したデータが修正されて、これまでの頑張りが見えるようになると感動します!
ただ、今回は時給計算なので、見たくない現実に直面してしまうこともあります….
それでも!現実を見て、なんとか良くしていこうと頭を使うことが大切です!
では次回が最終回!
集計したデータを「見える化」していきたいと思います!
ついでにこちらもぜひ読んで頂けると嬉しいです。
会計に対する僕の考え
ではまた!

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